【絵本】シュールで可愛い「ぼくのともだちカニやまさん」

みなさん、お子さんにどのような絵本を読み聞かせていますか?はらぺこあおむし?ぐりとぐら?
私も大好きですし、名作絵本はそうなるに足りうる、素晴らしい魅力があります。私はそれらの名作絵本を中心にしつつも、各家庭の色があるような個性的な絵本を読み聞かせすることをオススメしています。

今回は我が家の個性は絵本「ぼくのともだちカニやまさん」を紹介します。

シュールなストーリーと脱力感が魅力

みそおくんとカニやまさんが友達になるまでを描いたストーリーなのですが、めちゃくちゃシュールです。2人の会話は妙に噛み合わなかったり、つかみどころのないおかしなやりとり、子どもっぽいようで礼儀正しさもあるようなとにかく、変なんです。笑

絵と構図の脱力感もあいまって、かなりのゆるさを醸し出します。似た作品を挙げるなら「不思議の国のアリス」をゆるくしたような感じです。アリスのような言葉遊びや気難しさはないものの、それくらいつかみどころのないお話です。

しかし、そこがクセになります!!

作者はニシワキタダシさん

ニシワキタダシさんは関東在住のイラストレーターです。

雑誌などのイラストやアパレルとのコラボ等もしているので、生活の中で目にしているかもしれません。絵本を買った後に気づいたのですが、妻が持っているステッカーの中にニシワキタダシさんのイラストのものがありました。びっくり!

ニシワキタダシさんの気の抜けた雰囲気のキャラクターがイメージそのままストーリーを展開してくれます。

子どもの反応は?

対象年齢は「4〜5歳から」となっていますが、読み聞かせするなら0歳からでも問題ないと思います。ちなみに我が家では6ヶ月くらいからこの絵本を読んでいます。

「しろくまちゃんのほっとけーき」には負けますが、楽しそうに絵を見ていますし、月齢が進むにつれて、心なしか興味も増してきているように感じます。

語感か言葉のテンポ感もすごく良いので、読んでいても気持ち良いです。個人的に絵本を選ぶ上で重要視したいポイントです。きっと子どもにも伝わっていると思います。

ぜひ見かけたら読んでみてください

本屋さんで見かけることがあったら、是非読んでみてください。不思議の国のアリスや、panpanya、宮崎夏次系、(もしかしたら村上春樹の短編なども)みたいなシュール系のお話が好きな方はきっとハマると思います。