6ヶ月の育休を取得しました

子どもが2020年3月に生まれました。里帰りから我が家に帰ってきて数日後、7月1日から6ヶ月の育児休業を取得しました。世間的にも男性育休のニュースをよく耳にしますが、2019年度の男性育休取得率は7.48%(厚生労働省「雇用均等基本調査」より)。また、とあるサイトの調査では6ヶ月以上の育休を取得したパパは11%だったそうです(https://dime.jp/genre/921912/)。
つまり全パパのうち6ヶ月以上の育休を取得する人は0.82%程度です。100人に1人いないくらい。
育休が長い人が偉いわけではありませんが、それでも私が6ヶ月の育休を取得した理由や会社の環境などを紹介します。育休取得を考えている、将来のお父さん、お母さんの参考になれば幸いです。

育休の取得理由① 子どものことを知りたい!

乳児期の子どもと過ごせるのは今しかありません。稼ぎが少なくなったとしても、今が家族で過ごすべき時間だと思いました。
乳児期の子どもは信じられないほど成長が早いです。表情が豊かになり、できることが次々に増えていきます。現在、育休3ヶ月目。笑うようになり、寝返りができて、少しだけズリばいができます。日々の成長を間近で見れて幸せを噛み締めています。

育休の取得理由② 妻に自由な時間を作りたい!

妊娠中から行動を制限されていた妻に自由な時間を作りたいと思いました。妊娠中行けなかった、エステや趣味のテニスに当てる時間を楽しんでほしいです。
もし私が育休を取得しなければ、毎日慣れない育児に追われて、心身ともに疲弊する可能性があります。2人なら少なからず軽減できますし、子どもとの時間を家族にとって幸せな時間にしたいと考えました。

育休の取得理由③ 子育ての環境を整える!

初めての育児で環境が整っていません。まずは必要なアイテムを揃えて、家具の配置などハード的な環境の整備が必要でした。それから意識して取り組むべきはソフト的な環境の整備です。例えば、家族でのお金の管理の仕方や、子育て費用についてなど、ファイナンシャルプランを考える必要があります。

育休の取得理由④ 自分のキャリアを見つめ直す!

新卒で就職してから10年間、同じ職場で仕事を続けてきました。一度、職場から距離をおいて、自分のキャリアについて考える必要があると思いました。半年間職場を離れるので、必然的に全ての業務を棚卸しして同僚に託すことになりました。
仕事とプライベートで何がしたいのか、じっくり考えて復職と同時に新しいスタートを切りたいです。
子育て自体が、新しいことへの挑戦ですし、普段できない新しいことを始める時間も作れるかもしれません。

育休が取れる職場の環境と自分の意思

私の働いている会社は残業代もきちんとでて、有給の消化率も100%、比較的ホワイトな会社だと思っています。育休も制度として整備されており、機能しています。しかし、男性育休については取得率が低く、取得したとしても1ヶ月以内という方がほとんどです。周囲の目と報酬が減ることがその理由だと考えられます。
私の育休取得に関して、実際には人手が減って負担がかかるはずですが、暖かく送り出して頂きました。周囲の考えに流されていては育休取得は難しいでしょう。育休取得の意思が自分の中にきちんとあって、周囲に伝えることができるのが大前提です。多様性が認められない職場であるならなおさら、空気を読まずに育休取得するくらいの気持ちも必要かもしれません。

自分の「大切なもの」はなんでしょうか?

「育休なんていらない」「仕事が大好きでずっとやっていたい」「仕事で成果を上げて、それで家族を養いたい」様々な考えの方がいらっしゃると思います。そんな自分の考えがあり育休を取得しないのはカッコいいと思います。
しかし、環境を理由に育休が取れず、やりたくもない仕事を惰性でやっているのは少し寂しいです。
まずは自分の「大切なもの」を改めて考えてみましょう。そして、やりたいことが実現できる、楽しい毎日を送りたいものですね。